促音と撥音の異音(2005/11/10)
- 主体性はマイナスだが音拍性はプラス(そして Q は有声性が常にマイナスで N は鼻音性が常にプラス)、ということが促音 (Q) と撥音 (N) の不動の本質である。
- つまりその他の素性値はすべて流動的で、そのために多くの異音も生じ、特に阻害性およびそれに伴う前方性や舌頂性については、完全に後続する C の「色に染まる」と言ってよい。(後続するのが C でない 場合は、検証が比較的困難ゆえ触れないことにする)
Q
素性値の組み合わせが異なる Q の例三個と N の例三個を含む計六個の語句を選び、それぞれの Q と N の素性値を、 主体性、音拍性、阻害性、前方性、舌頂性、有声性、鼻音性の順に示しなさい。(一つの語句が二個またはそれ以上の Q や N を含むものは避けること)
A
カップ(カップ) [- + + + - - -]
一致(イッチ) [- + + + + - -]
作家(サッカ) [- + + - - - -]
酸味(サンミ) [- + + + - + +]
今日(コンニチ) [- + + + + + +]
山岳(サンガク) [- + + - - + +]
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